すでに生活には欠かせない最良の交通手段「Grab」についてご紹介します。
Grabって?
Grabは「グラブ」と読みます。
11月18日、日本でもジャパンタクシー (Japan Taxi)との提携を発表したGrabはカーシェアリングの大手企業です。
東南アジアを回る人にとって現時点で最も安心して使える交通手段の一つになっています。
元々Grabはマレーシアの起業家が起こした事業で、その後シンガポールの会社に売られ、今はシンガポールの会社です。
最大の競合だった米国のUberとのシェア争いを制し、2018年、Uberのアジア事業も引継ぎ東南アジア最大のシャアを有しています。
Uberのアジア撤退の話を聞いた時、その2−3年前、UberとGrabが競い合っていた当時を思い出しました。
アプリの使いやすさでGrabを使うことが多かったのですが、うまくアジア人の嗜好に合わせたグラブが勝ったと感慨深かったです。
Grabの使い方は?
いつか書きますが、現時点で多くの人が書いているのでそちらご覧ください。
サービスはどうなの?
簡単に言うと、携帯で予約できるタクシーです。
出発地と目的地の二つを入力すると料金が表示されます。
Grab登場前は東南アジア旅行の面倒くさいイベントとして、タクシーの値段交渉やメーター稼ぎの為に遠回りしてないか確認等がありましたが、これらが一切なくなりました。
搭乗者は降車後、ドライバーの評価付を行う機能があります。
高評価を維持する為にドライバーさんは車をきれいにしたり、エアコンの温度調整をしてくれたり、キャリーケースをトランクに積んでくれたりと皆さんとても親切です。
ドライバーの多くが本業としてGrabを仕事にしており、プロとして接してくれます。
正直、タクシーを仕事にしている人より遥かに稼げます。
ここだけの話、約15人の専業ドライバーさんに聞いたところ、月収で言えば4,000リンギ約10.4万円の収入がGrabで上がるそうです。
日本人の感覚で行くと「?」かもしれませんが、マレーシアの新卒の初任給が2,500リンギ約6.5万円なのでいかに高給かが分かります。
つまり、質の高い人がドライバーをしてくれている為、良いサービスになっています。
クレームはするけど、良いサービスを受けた時の感謝を言葉にしない人が多いと思いますが、気持ちの良いサービスを受けた後は少し手間でも高評価を是非送ってあげてください。
その他に旅行者がGrabを使うメリットして、ちょっとした地元交流の場になります。
前述の通り、質の高いドライバーが多い為、英語がきちんと話せるドライバーが多いので移動しながら様々な話をする事が出来ます。
イメージが湧かないかもしれませんが、英語を公用語とするマレーシアでもタクシーの運ちゃんでまともに英語を話せいる人に当たるのは滅多にありません。
その他にもGrab Food(レストランのデリバリーサービス)やGrabPay(電子マネー)といったサービスも展開しており、使いやすさは日々進歩していっています。
ベトナム等、国によっては車ではなくGrabバイク等もあります。
気を付ける事はないの?
一つGrab初心者が注意するべきは「高速道路料金は含まれていない」という事です。
最初、高速代を請求されて騙されたと思いましたが、渋滞が多いマレーシアではどの道を使うか分からない為、最初の料金表示画面には出ていないのです。
旅行や就職活動で東南アジアを回る際は是非Grabをダウンロードして効率的に目的地を回ってください。
今回も最後まで見て頂きありがとうございました。
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