今日は日本で4年・海外で3年務めた私が思う、2019年末時点でのベストなキャリアの歩み方について書いていきます。
ただし、ずっとサラリーマンをする事が前提であり、独立・起業したい方は当てはまりません。

結論から言うと、「新卒で日本の大企業に入り研修を受け、日本の商習慣を学び・海外に出てマネジメントと語学、海外の商習慣を学ぶ」が良いと考えられます。

以下のようなキャリア形成をしたい方におススメの記事です。

・安定したサラリーマンでいたい
・リスクは極力少なく
・自分へ投資をして、将来は少しでも楽をしたい
・若い間に力をつけたい
・海外で働いてみたい
・一人でも生きていきたい

それでは少しづつ深堀していきましょう。

どうして前述の結論を出したかお話する前に、日本企業/労働環境の現状を簡単にすり合わせします。

ヤバイ雰囲気の漂う日本の労働環境


政府主導で「働き方改革」を始めて数年が経ちましたが実感が持てない人が多いと思います。
それは実務の内容を改革していないからです。
「働き方改革」で実行しているのは、労働時間を減らす号令を掛けたり、システムを導入したりです。
しかし、実際に必要なのは行っている業務の一つ一つをなくしたり(例えば判子リレー)、過去からの慣例が今も必要か考えたり(例えば朝礼)することです。

また、異常な程、「安い労働賃金」です。
「日本人は勤勉だ」と言われますが、イコール有能と言う訳ではありません。
現在では多くのサラリーマンはすでに思考停止して慣例やマニュアルに沿って働いています。
その結果、ITの発達した現在でも20-30年前に効率的と言われた方法を取っています。
よって、生産性はあがらず賃金が低いままになっています。

加えて、生産性のないゾンビ企業が生き残れる様に補助金や低金利でどんどんゾンビを生かす様にしていることもあり、なるべく最低賃金で人を雇い使い捨てたい企業が生き延びます。
それに輪を掛けるように「失われた30年」宣伝して国民の不安を煽り、職についていない人を悪者扱いし、
(また日本の良い面でもあり悪い面でもある協調主義が後押しして)低賃金でも働く人が後を絶ちません。

最後に、日本企業のグローバル化は今後ますます進んでいきます。
一つには国内人口が減少するので需要が減る一方で、アジアを中心とした外国では中間所得層が増えていき鉄筋コンクリート作りの家や車を買うことが出来る様になってきました。
事実、都市部では目で見て分かる程に国が成長していく姿を目の当たりにしてきました。
これまで、ある程度の物価でないと売れない物/サービスの日本企業も、所得が上がった人々へ販路を広げていくことが出来ます。
だいぶざっくりとしていますが、以上が日本企業の環境です。

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どうして日本でキャリアを始めるのがいいのか?


説明した日本企業の環境であれば、すぐにでも海外で働くことを煽る様にも聞こえます。
しかし、長いキャリアを考えるうえで、日本でのキャリアは役に立つと考えています。
日本人が海外で求められる役割は2つあります。
一つには日本語や日本企業とのビジネスの為に日本人が必要、もう一つがその人の持つ専門性です。
高専や大学で技術を積み重ねてきた様な高い専門性のある方は、その道でキャリアを築かれると思うので、ここでは前者について書きます。

大多数の20・30代が海外で採用されるのは日系向けの担当としてです。
(日本の労働環境はあまり良いとは言えませんが、日系企業の海外進出、特に製造拠点としてのアジア進出はうまくいっている様に見えます。)
新卒で日本の商習慣を知らずに海外でのキャリアからスタートすると、顧客から求められる期待値(日本人対応)と現地人対応(海外スタンダードの働き方)とのギャップに耐えられなかったり、(良い意味での)海外の緩さに慣れてしまい日本人との仕事が出来なくなったりします。
*40・50代になれば専門性も身についていると思うので、日本人として働くというよりも専門性を武器にして就職が出来きます。
また、現地日系企業ではOJTや研修を行っていることは少なく、ある程度の下地がないとあなたが苦労することになります。
これらのギャップを縮める為に日本での就職は人生のキャリアを考えるうえでは効果的だと考えます。

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また、さらに言えば、「大手企業」に入社して研修を受けることをおすすめします。
今時点で、企業の内部留保は潤沢で十分な研修を行っているところが多いからです。
また、そこで知り合える人達は魅力的な人が多い傾向が高く、学べることも多いです。
まとめると、長い労働人生の中で、日本人は日本人と仕事をする機会が最も多いと考えられます。
その土台を作る為にキャリアのスタートは日本で始めることをおススメします。




記事が長くなってしまったので、「海外で働くキャリア」は次の記事に続きます。

20代・30代必見!? これからを生きるキャリアに海外という選択肢!! <後編> ~マレーシアで3年働いた経験から~

最後まで読んで頂きありがとうございました。